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コラム
Column

低圧鋳造とは

Publish :
2024.02.15
Category :

低圧鋳造

金型鋳造と同様に金型を用いますが、鋳型への注湯方法が異なります。鋳型は溶湯を満たした坩堝(るつぼ)の上に密封した状態で設置し、内溶湯表面を加圧することにより、給湯管(ストーク)を通じて溶湯を押し上げ、鋳型内へと注湯する鋳造法です。

【特徴】

・欠陥の少ない高品質な鋳物ができる。

・重量歩留まり(= 製品重量 / 鋳込み重量)がよい。

・寸法精度がよい。

【注意点】

・ストークを通じて注湯するため、湯口の位置や数の自由度が金型鋳造に比べ少ない。

・鋳造サイクルが長い。

・保持炉内で溶湯の上下があるため、介在物生成やガス含有の可能性が高い。